国語の勉強方法
中学受験に必要な国語の勉強は、大きく分けて3つの項目です。
まず「長文読解」。そして「文法」、「漢字」です。
受験しようと決めた中学校の受験日までの日数を数えて、スケジュールを立てましょう。
ここでは10月までにしておきたい国語の勉強でベースとなる部分と、11月・12月・1月にするとよい勉強の内容や方法を書いてみましたので参考にしてみて下さい。
10月までの勉強法
長文読解の取り組み方
1.長文に慣れる。
必ず毎日長文読解に取り組んで「読む」ことに慣れる。
慣れる為にはまずは音読をする。
次に黙読をさせる。何分で読めるか。親と競い合ってもよい。
その文の内容を口頭で言わせる。
話をまとめること(作者の意図を読み取れるようになる。)に慣れてくる。
毎日繰り返せば、2週間で長文への苦手意識がなくなる。
2.長文に慣れたら、読む前に問題に目を通す。
何を問われているかを確認してから、長文を読むと答えが見えてくる。
3.長文には、説明文、物語、随筆などがある。
・説明文は作者の強いメッセージがある。
作者の一番言いたいことの文を探し出す。
語尾が「〜である。」「〜ではないか。」となっているものに注目する。
説明文には必ず文章の中に答えがあることを知る。
段落、接続語、指示語を意識しながら読む訓練をする。
「なぜなら」「例えば」などがつけば、答えはその前にある。
「また」「ところで」ならば、答えはその先にある。
・物語は、登場人物が多い場合は、名前にラインをつけておく。
場面の変化、場所や・時間の変化に注意する。
登場人物の気持ちを○○字以内で記せのような問題が出る。
まずは、思ったままに書かせる。
よほど、間違えた答えでなければ、部分点がもらえることを知る。
「○○字以内」という指定の場合には、文字数が少なければ減点もされる。
また、「○○君の気持ちはどうですか?」と言う設問の答えに、「○○君の気持ちは・・・」などと
書き始めない。減点対象になるし、文字数が足りなくなる。
設問にあうような文の終わり方にも慣れる。
解答を読ませて、自分の答えとの違いを説明させる。
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文法の取り組み方
慣れるしかない。問題集をたくさん解く。
漢字の取り組み方
1.よほどの難関校でなければ、基本的には小学生で習う漢字のみ。
2.ただし、言葉を知らなければ知っている漢字も書けない。
3・漢字を記号としてではなく、意味を考えて書く練習をする。
四字熟語・ことわざ・慣用句
1.学習漫画で覚える。漫画やテレビを制限されている子供は学習漫画でさえも、喜んで読む。
息抜きの時間にもなる。
2.親と競争する。
例えば、「目」を使う四字熟語を競うなど。
年末から試験までの勉強法
11月の勉強法
志望校以外の過去問題集を解く。
最低でも3校、過去5年間。
各学校とも、長文読解・文法・漢字などの問題がバランスよく出されている。
苦手なところが見えてくる。
時間制限も守ることで、時間感覚がつかめ、配分も分るようになる。
12月の勉強法
志望校の過去問題を解く。
もちろん、時間制限厳守。
自分で採点させる。
1月の勉強法
新しい問題をやるよりも、11月12月で解いた過去問題の復習。
書けない漢字があれば、それを使った色々な言葉を辞書で調べ、漢字の意味を充分に知る。